
TiDBに関する雑多なアップデートを一週間分お届けするTiDB WEEKLY。 今週のアップデートをお届けします。今日は米国時間で年次イベントSCaiLE 2026が開催されており、盛りだくさんの更新になります。
製品アップデート
TiDB Cloud リリースノート

TiDB Cloud Starter が PostgreSQL 互換モードをパブリックプレビューで提供開始(10/15)
AWS上でTiDB Cloud Starterインスタンスを作成するときに、PostgreSQLの互換モードを選べるようになりました!Wow
TiDB Cloud Starterと同じコンセプトの、PostgreSQL互換のStarterインスタンスです。 pgvector互換のベクトル検索や一部のPostgreSQL拡張も使えます。
現時点ではパブリックプレビューであり、本番ワークロードには推奨されませんが、是非お試しください。

TiDB Cloud BYOC が AWS でパブリックプレビュー開始(10/15)
TiDB Xカーネルを採用したTiDB Cloud BYOCは、データプレーンを利用者自身のAWSアカウント・VPC内で動かしつつ、制御プレーンをPingCAPが管理する運用形態です。 主にサービスの運用形態に制約のある企業向けのソリューションになります。

TiDB Cloud Filesystem がパブリックプレビュー開始(10/15)
AIコーディングエージェント向けの分散ファイルシステムです。 エージェントの作業内容をサンドボックスやセッションをまたいで永続化し、Gitの作業状態の復元・保存済みワークスペースの再開を可能にします。SCaiLE 2026ではGoogle CloudやAzure上でも利用可能になることが発表されました。

TiDB Cloud Essential / Premium が Max RCU 無しでの作成・容量変更に対応(10/13)
TiDB Cloud EssentialとPremiumで、Max RCUを設定せずにインスタンスを作成・容量変更できるようになりました。 従来はMinとMax RCUを設定する必要がありましたが、Minのみ設定すればよくなりました。 新規作成時は既定で、ワークロードに応じてTiDB Cloudがバックエンド資源を自動配分します。 上限を設けたい場合はLimited Modeに切り替えられます。 またEssentialでは、明示的に削除するまで保持される手動バックアップにも対応しました。

公式ブログ等の更新
Different Starting Points, One Data Foundation: What’s New in TiDB Cloud(英語、10/15)

SCaiLE 2026で発表されたTiDB Cloudの一連のアップデートを総括した記事です。 TiDB Cloud PremiumはGAを発表し、11月に顧客向け提供を開始予定です。 BYOCとTiDB Cloud Filesystem、TiDB Cloud StarterのPostgreSQL対応はパブリックプレビューに入りました。 さらにTiDB Xのコアコードを2026年末までにオープンソース化する計画も明らかにされています。
直近半年でAIエージェントがTiDB Cloud Starter上に約300万のインスタンスを作成したこと、Manusが150万以上のクラスタを使う規模まで拡大したことにも触れています。 AtlassianはForge SQLで750超のPostgreSQLクラスタを16のTiDBクラスタへ統合し、300万テーブルを支えています。
今週は多くの発表がありました。PostgreSQLやTiDB Xのオープンソース化については、今後のアップデートに期待ですね。
それではまた来週。